東京の歴史と未来を感じる大人お散歩コース

所要時間 4~5時間

おすすめの季節 春・秋

予算 3000円~

更新:2018年3月29日

東京駅は名実ともに「日本の中央」とされる駅。上り・下りの基点とされているターミナル駅です。

歴史的な建造物と最先端の高層ビルが混在し、皇居を始めとする緑豊かな景勝地もあり、風格ある観光名所として知られています。美術館や博物館、官庁施設なども多く、とても一日で回りきれる街ではありませんが、今回は「東京駅」を中心に、丸の内の移り変わりを感じられるお散歩コースをご提案します。


サラベス 休日の朝はちょっとリッチな朝食から

グルメスポット フォトスポット

「東京丸の内」と言えば、OLたちの間で「ランチの聖地(メッカ)」と呼ばれるほどのグルメ激戦区。肥えた舌をうならせる銘 店、流行の最先端をいく人気店が数多く軒を連ねています。

サラベス東京店もそのひとつ。「ニューヨークの朝食の女王」の異名を持つNYのお店で、休日は長蛇の列ができることもある人気店です。「一日中最高の朝食を提供する」ことをテーマに、ヘルシー・リッチなメニューを提供しています。人気のメニューはフレンチトースト、エッグベネディクト、パンケーキ……。なんてオシャレなのでしょう。ここはひとつ、時代の最先端をいくリッチな朝食で、丸の内OL気分を味わうところからお散歩をはじめてみようではありませんか!

さっそく入店です。店員さんから「プラダを着ていないお客様はお断りしております」と言われないかとビクビクしていましたが、おイモのような私でも暖かく迎え入れてくれました。ご安心ください。調子に乗って憧れの「エッグベネディクト」を注文してみました。

まずなんと言っても見た目……未知との遭遇です。こんなにツヤツヤした食べ物、初めて見ました。かわいい。インスタ映え間違いなしです!そしておいしい。こんがり香ばしいイングリッシュマフィンに、ポーチドエッグの半熟卵がとろけて絡まります。上に乗っているのはチーズかと思いきや、ほのかに酸味の効いたクリームソース。パンチがあるけど重すぎない後味でした。『この草はどうやってフォークで食べるのかしら……お箸がほしい……』と苦戦しつつも、ちょっと背伸びして丸の内OL気分を味わいました。

  • 所要時間 50分~1時間半(混雑時は入店までに並ぶこともあります。混雑時滞在時間規制あり)
  • 営業時間 月曜~金曜:8:00~23:00 土曜:9:00~23:00 日曜・祝日:9:00~22:00
  • 予算 1500円~3000円
  • サラベス公式サイト
  • サラベス-食べログ

東京ステーションギャラリーで、「東京駅」について知り尽くす!

フォトスポット ショッピングスポット

東京駅の見どころは何かと聞かれたら、まず第一に「東京駅そのもの」が挙げられます。130年近く日本の発展を支え見守ってきた東京駅、東京のシンボルとして知られる赤レンガと、細部まで作り込まれた美しい内装の駅舎は、国の重要文化財としても指定されています。この「東京駅」をじっくり味わえるのが、ここ「東京ステーションギャラリー」です。北丸の内改札口を出てすぐのところに入口があります。

近現代アートを中心に様々な企画展を開催しているこのミュージアムですが、なんと言っても印象的なのは趣のある赤レンガのギャラリースペース。重厚感のある壁に掛けられた作品は、より一層味わい深く感じられるのです。

さてこのミュージアムには非常に珍しい、そしてうれしいポイントがあります。実はこのミュージアムの建物スペースは「写真撮影OK」なのです!歴史ある建物の写真をたくさん撮ることができます。筆者が来場した隈研吾(世界的建築家)展では、展示も撮影OKでした!来場者は遠慮なくスマホやカメラで撮影していましたよ。(※展示の撮影の可否は、企画展によって異なりますので事前にご確認ください。)

館内では企画の展示はもちろんのこと、美しい螺旋階段や、アール・デコ調を思わせるステンドグラスなど、東京駅の建築美と趣きを存分に堪能することができます! レトロな赤レンガの間にしばしば見られる黒いレンガは「木レンガ」で、東京大空襲の際に焼けて黒くなったものとのこと。激動の時代を乗り越えてきた東京を感じます。

ギャラリースペースを抜けると、東京駅北ドームの吹き抜け部分に出ることができます。ここには創設時代からの東京駅移り変わりや、丸の内界隈の変遷を知ることができるジオラマなどが展示されています。創設当時の「駅の手すり」などの実物展示品もあり、『かつて、袴を着た人たちがこの手摺をつたって駅を登り降りしていたのかしら…』などと、ひとりでボーッと眺めるのに最適です。

展示スペースを抜けた先にあるミュージアムショップには、お土産にも最適な「赤レンガ東京駅グッズ」がずらり。ちょっとオシャレなアート雑貨や、アートにまつわる本などもあります。ネットストアはこちら 東京駅散歩の記念にいかがですか。

  • 所要時間 1時間~2時間
  • 営業時間 火曜~木曜 10:00~18:00 金曜 10:00~20:00 休館日月曜ほか(随時)
    *入館は閉館30分前まで
  • 予算 1000円~(企画展によって異なります)
  • 東京ステーションギャラリー公式サイト

行幸通りから皇居外苑までお散歩

フォトスポット

東京駅を充分に味わったら、外に出てみましょう!東京駅を背に正面に広がる行幸通りは、記念撮影にもってこいのフォトスポット。日中はもちろんのこと、夜のライトアップした駅舎もとてもきれいですよ。ひとつめの橋は「和田倉橋」、そしてそのすぐそばにある古い石建造物が「和田倉門跡」です。徳川家康の時代に、江戸城守衛のために作られた史跡です。当時はここに門があったわけですが、門の無い時代に生まれた私たちは自由に「江戸城エリア」に入ることができてしまうのです。なんだかふしぎですよね。ということでこの和田倉橋から先が「皇居外苑」になります。

皇居外苑は丸の内の高層ビル群のすぐ隣とは思えないほど広々と緑豊かな公園で、立派な松が植えられた芝生には昼寝や日光浴を楽しむ人たちの姿も見られます。

皇居外苑はどんな場所かひとことで言うと「とにかくだだっ広いところ」です。開放感が半端ないです。ただその分、頭上を遮るものが無いため、夏は熱射病に注意して水分・日傘・帽子など充分に備えて行ってくださいね。

こちらの写真は正門石橋。とても美しいですよね。この奥には「二重橋」と呼ばれる「鉄で出来た橋」もあります。どちらも特別な行事の時にしか使われない橋だそうです。実は私が取材に行った日はちょうど皇居乾通りの一般公開日で、警察の規制が敷かれていました。外苑内も立ち入れるスペースを厳しく制限されており、二重橋が見える場所まで立ち入ることができなかったのです……。またゆっくり、今度はもっとのびのびと外苑の広さを味わいに来たいと思います! もっと皇居に入りたい!という方は皇居東御苑まで足を伸ばすことをおすすめします。皇居東御苑は事前申し込み不要です。公開時間は季節によって異なるため、事前にご確認の上お出かけください!(ちなみに2018年3月~4月14日は午前9時~午後4時30分(入園は午後4時まで)でした。)皇居も「皇居一般参観日」に事前申し込みをすれば入ることができるようです。(当日申し込み不可)


丸の内仲通りをぶらぶら

ショッピングスポット グルメスポット フォトスポット

皇居外苑から丸の内へ戻ってきました。ここ丸の内仲通りは、丸の内のサラリーマンやOLがグルメやショッピングを楽しむオシャレな並木通りです。一流ブランドのセレクトショップやオシャレなカフェなどが立ち並び、道の両脇のケヤキ並木からは柔らかな光がふりそそいでいます。冬の夜はイルミネーションがきれいです!

平日の午前11時~午後3時と、土・日・祝日は午前11時から午後5時まで歩行者天国となっており、ランチ時には、台湾料理、ケバブ、エスニック料理など様々なフードトラックがあらわれます。通りには自由に使えるベンチとテーブルも置かれています。お散歩に疲れたらちょっと休憩してみてはいかがでしょうか。

仲通りを進んで道の終わり付近、「カカオサンパカ」というチョコレート屋さんの角を曲がると、「丸の内ブリックスクエア」と呼ばれる三菱一号館美術館の庭園に出ることができます。美しい草木に囲まれた噴水庭園で、観光客やビジネスマンなど様々な人が疲れを癒す都会のオアシスとなっています。

丸の内ブリックスクエアの細いわき道を通ると、三菱一号館美術館前に出ることができますよ。こちらは「丸の内最初の洋風建築」として明治時代に建てられた三菱一号館を模して造られたレプリカで、丸の内のシンボル的な建物のひとつです。美術展はもちろんのこと、併設したCafé 1894では建設当時のデザインを復興したオシャレ空間の中でお茶を楽しむことができます!とても人気で1時間待ちが当たり前のカフェですが、平日は事前予約も可能です。(詳しくは公式サイトへ)


KITTEと東京駅でお買い物

ショッピングスポット グルメスポット

そろそろお散歩もおわりということで東京駅方面へ移動します。東京駅南丸の内口の目の前にそびえたつ「KITTE」は、2013年に完成したばかりの最先端の商業施設。「日本郵政が初めて展開した商業施設」として話題になりました。東京駅にふさわしく、どこかレトロでかわいらしいデザインの建物です。

中に入ると、館内は三角形のふしぎな構造になっています。広い吹き抜けが印象的で、ガラス張りの天井からはクリスタルのような明るい光がキラキラ差し込んでいます。開放感がある館内には最先端のセレクトショップやカフェが立ち並んでいます。

そこまで広いわけではないので、1階…2階…3階…とグルグル回りながらエスカレーターを昇っていくと、あっという間にすべての店舗を回ることができますよ。1階にある千疋屋フルーツパーラーでは、フレッシュフルーツパフェも楽しめます。(食べたい…!)

東京駅もお土産・グルメが目白押しです。丸の内南口改札を入ってすぐのところにあるPURESS BUTTER SANDは、まだ出来て間もないお店ですが行列が出来る人気店です。お値段は1個170円とお手頃。バターの香りに誘われて私も並んでみたところ、即座にお店の人から「○時より並び始めてください」と書かれた整理券を手渡されました。なんと「並ぶための整理券」とは……期待が膨らみます。

整理券制だとその場にいなくても良いのがいいですね。東京駅のエキュートでグルメを眺めたり(フルーツサンドがおいしそうでした…)、和もの雑貨を眺めたり、フリーチェアスペースに座って上京したおじいちゃんと孫の微笑ましい会話(「おじいちゃん実はね、プリキュアの映画が始まって30分もしないで寝ちゃったんだよ~」)に耳を傾けたりしているうちに、あっという間に30分は過ぎていきました。

バターサンドは想像以上のおいしさでした!柔らかいバタークリームとサンドの間にキャラメルが入っていて、これがまたバターの香りのするクッキー生地とよく合うのです!クッキー生地は堅めなのですが、このオシャレな型押しのおかげで変な割れ方はしないし、クッキーの側面はコの字型にクリームを囲んでいるので、バタークリームがあふれて手を汚してしまうなんていうことも無いのです。見た目もなんだか昭和レトロ感漂う東京駅にピッタリじゃないですか!おいしく、食べやすく、お手頃価格だなんてパーフェクト。イチオシの東京土産です!